建てもせず築きもせず2008年07月03日
某所SIMで気紛れにRezした塔(上図)です。
注文を受けたわけではなく、何となくプリム遊びで、セビリアの Puente de Triana の塔を真似て作ってみました。
ちょっと斜めにして「マイ斜塔」にしてみたり。
この塔、いまは Piedra の桟橋の近くにあります。
ここにあったお店が丘の上の海龍花園モールへ引越しされたので、跡地の使い方が決まるまでの臨時の置物として。
──置物。
まさにそのとおりで、この塔には住むことはできません。中は空洞ではなく、プリムの塊です。
カタチ屋、最近はすっかり建築家さんですね、と言われることが多いのですが、まったくもって私には分不相応なお言葉で、そもそも私は建築のことは何も知らないし、建築をやっている意識もないし、やりたいとも願っていないのです。
ワールドに在る建物をインワールドにそっくり再現するのはそれなりに面白い行為とは思います。Piedra の村を作ったときはその面白さを感じたものですが、だからといって常にワールドを手本にするのは私には退屈というか。写実派の絵画を見てその技術に驚かされることはあっても、そんな絵ばかり鑑賞させられたら退屈になるみたいな。
もちろんインワールドではインワールドでしか出来ないものを作るべし、なんて喧しいことも思いません。地平線を見れば広がりを覚え、高い場所では恐怖を感じ、ワールドでの空間意識が心身に染み付いている私たちがインワールドで作り出すものには無意識にそれなりの建築構造が潜んでいるはずです。
引力や力学や構造に支えられたそれらのオブジェたちを、私は建築ではなく、インスタレーションと感じています。 REZとは resolve の略で、映画「Tron」に語源があるそうですが、あるモノを出現させるこの行為は installer そのものですよね。
このブログのカテゴリに Architecture がなくて Installation があるのはそういうわけで、まあただそれだけの、お茶タイムのおしゃべりです。






