リアリティ2008年07月17日

まちゅまゆ展の開催を明後日に控えて現在クローズドの Galería de la Primavera ですが、多少なりとも絵画作品を奥行感のあるオブジェらしく見せるために額と影を施してみました。
単プリムのパネル貼りよりは幾分「らしく」見えますが、劇的な効果というほどではないですね。
影がイマイチです。やはり家具用の使い回しではダメみたいですね。波のサイズとの比較から船舶の大きさが感じられるように、影のグラデーション度合いで作品サイズが感じられるみたいです。小品なら暈かしの大きな影を、大作なら小さなそれを、大中小と3種類ほど作っておくべきかも知れません。凝ればキリがないのですが…。

九龍の砂場で遊んでいたら、ある友達が「なぜみんなリアルにこだわるんだろう?」というメタな疑問を投げかけてきました。
らしく見えない服より、らしい服のほうが売れるから、というアキンダーな答えもあるわけですが、リアルにこだわっている私としては少し真面目に考えてみました。
リアルとは必ずしも本物や真実である必要はなく、たとえ嘘や幻想であっても、個人や集団の「根深い経験」であるならそれがリアルですから、たとえばスーパーマンのように空を飛ぶというワールドでは持っていない能力にしても、天と地という上下概念がヴァーチャル化され、離陸と着陸が出来て、ご丁寧に風音まであるインワールドの仕様のおかげで、人が自力で飛ぶことは非現実でも、もしも飛んだらこんな感じだろうという現実らしさが演出されていますよね。

そういう環境ならば、そこに存在するモノやヒトもリアルにしたいという欲求、大袈裟に言えばフランケンシュタインの欲望というか、リアルな物作りをやりたがる人には極論的には人造人間を作ってみたい欲望のようなものが根っこにあるのかも知れない、などと妄想しながら、思い切り目先のしょぼい問題として、イマイチな影をどうしようかと考えている今日の私であります。

machumaYu Exhibition《Graceful Despair》

◎日時/2008年07月19日(土)⇒ 08月24日(日)
◎会場/Galería de la Primavera@Piedra (SLurl)
◎内容/油彩画43点+銅版画27点
※作家からのメッセージ小冊子(作品画像数点含む)無料配布


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